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バックナンバー
  • 第1回 メタボリック症候群
    メタボリック症候群とは
  • 第2回 メタボリック症候群
    内臓脂肪型肥満
  • 第3回 メタボリック症候群
    予防法と改善方法
  • 第4回 禁煙チャレンジ
    タバコ依存度チェック
  • 第5回 禁煙チャレンジ
    中毒症と心理的依存
  • 第6回 禁煙チャレンジ
    禁煙のメリット
  • 第7回 禁煙チャレンジ
    離脱症状と禁煙継続


  •  第3回 メタボリック症候群 その3


    食生活を改める

    動脈硬化を促進し、さらには致命的な心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まるメタボリック症候群。第3回では、その予防法と改善方法についてお話します。

    メタボリック症候群にならないためには、まず「食生活を改善する」ことです。
  • 味付けは薄味にし、塩分過多にならないよう気をつける
  • ジュースやお菓子、清涼飲料など糖分の多い食品を食べ過ぎない
  • 野菜や乳製品、豆類などをしっかり食べて、バランスのとれた食事を心がける
  • 脂っこいものを取り過ぎない
  • 適度な飲酒を心がけ、週2回は休肝日を設ける
  • 夜食よりも朝食を取る
  • これらは、メタボリック症候群だけに言える事ではなく、様々な生活習慣病の予防法と共通します。

    適度な運動を「継続的に」

    内蔵型肥満はメタボリック症候群の大きな原因となることは前回にも述べましたが、ひとつ良い点があります。それは内蔵型肥満は、皮下脂肪型肥満に比べ燃焼しやすく、比較的容易に減らすことができる点です。

    内臓脂肪を減らすのに一番有効な方法は「運動」ですが、多忙で運動する時間がない人や普段から運動の習慣のない人が、いきなり運動しようと思ってもなかなか続けることが難しいものです。
    健康維持のための運動で、一番大切なことは適度な運動を「継続的に」行なうことなのです。
    そこでお薦めするのが「ウォーキング」です。

    厚生労働省の「健康日本21」によると、健康維持に最適な運動消費カロリーは1週間で2000kcal、1日あたり約300kcalといわれています。
    体重60kgの人が時速4km(やや早歩き)のペースで、歩幅70cmで10分間歩く(700m、1000歩)ときの消費エネルギーは約30kcalになります。1日300kcalを消費するには、1日で1万歩を歩けばいいわけです。これでしたら、毎日の通勤でクリアできると思いませんか。
    電車通勤の方でしたら、一駅前で下車し残りを徒歩に切り替える、いつも自転車で行くスーパーやコンビニへは歩いていくようにする、など普段の生活に少しずつウォーキングの習慣を取り入れてはいかがでしょう。

    膝が悪いので歩くのが苦手です
    年配の方など、膝に障害があり歩くことが無理な方もいらっしゃることでしょう。
    そのような場合は、室内自転車の利用をお薦めします。室内用自転車を利用すれば、膝への負担が少なく、家にいながら、テレビを見ながらでも運動することができます。
    1時間のテレビ番組を、ただ座って見ているだけではカロリーはほとんど消費されません。一方、テレビを見ながら自転車を1時間こいだ場合、約300kcalのカロリーを消費することができます。

    初めは15分程度しか歩けなくても継続することで体力・筋力・心肺機能が強化され、自然に運動時間を増やすことができます。また、筋力が強化されることで、基礎代謝量が上がり、さらにカロリーを消費できる体質になります。

    さて、3回にわたり「メタボリック症候群」について連載してきましたが、いかがでしたでしょうか。
    良い生活習慣を身に付けることで、良い連鎖が生まれます。